正答1
解説
正解は1です。
図は横軸が左室容積、縦軸が左室圧の圧-容積曲線で、反時計回りに1心周期を描きます。
右下の僧帽弁閉鎖から容積一定のまま圧が上がる区間が等容収縮期です。
右上の大動脈弁開放から左上の大動脈弁閉鎖まで、上辺を右から左へ進むのがAです。
Aでは左室圧が高いまま容積が減っており、血液が大動脈へ送り出されている時相を示しています。
【選択肢別解説】
1:○ Aは大動脈弁が開いてから閉じるまでの区間です。
左室容積が一回心拍出量の分だけ減っており、駆出期に当たります。
2:× 急速充満期は僧帽弁が開いた直後の時相です。
図では左下の僧帽弁開放から下辺を右へ進む前半部分に当たり、Aではありません。
3:× 緩速充満期は急速充満期に続く時相です。
図の下辺の中ほどで、低い圧のまま容積がゆっくり増える部分に当たります。
4:× 心房収縮期は拡張期の終わりで、下辺の右端、僧帽弁閉鎖の直前に当たります。
Aとは位置が異なります。
5:× 変容期は心周期の時相を表す一般的な用語ではありません。
図中にも該当する区間はありません。
【ポイント】
圧-容積曲線は「右辺が等容収縮期、上辺が駆出期、左辺が等容弛緩期、下辺が充満期」と4辺で覚えます。
上辺の左右幅が一回心拍出量に相当します。