正答3
解説
正解は3です。
免疫グロブリンにはIgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5つのクラスがあり、それぞれ構造と働きが異なります。
【選択肢別解説】
1:× IgAは胎盤を通過しません。
胎盤を通過できるのはIgGだけで、新生児を感染から守る役割を果たします。
2:× IgDはT細胞ではなく、B細胞の表面に存在します。
成熟した未感作のB細胞は、IgMとIgDを抗原受容体として表面にもちます。
3:○ IgEは、肥満細胞や好塩基球の表面にある高親和性IgE受容体に結合します。
抗原が結合したIgEを架橋すると、ヒスタミンなどが放出されて即時型アレルギーが起こります。
4:× IgGは補体を活性化できます。
抗原に結合したIgGは補体の古典経路を活性化し、IgMも強い補体活性化能をもちます。
5:× 分泌成分と結合して分泌型となる代表は、IgMではなくIgAです。
分泌型IgAは唾液、涙、母乳、腸管粘膜などに分泌され、粘膜の防御に働きます。
【ポイント】
「胎盤通過=IgG」「粘膜と分泌成分=IgA」「五量体で初期応答=IgM」「B細胞表面=IgD」「肥満細胞とアレルギー=IgE」とクラスごとに1つずつ特徴を覚えます。