正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
ABO血液型の判定では、赤血球の抗原を調べるオモテ検査と、血清(血漿)の抗体を調べるウラ検査を行います。
両者の結果が一致したときに血液型を確定します。
【選択肢別解説】
1:× ウラ検査に用いるA型とB型の試薬赤血球は、通常2〜5%程度の浮遊液です。
10%では赤血球が多すぎて、凝集の判定が不正確になります。
2:○ ABO血液型では、オモテ検査とウラ検査の両方を行い、結果が一致することを確認します。
一致しないときは、亜型や抗体の低下などの原因を調べてから判定します。
3:× カラム凝集法では、凝集した赤血球と凝集しない赤血球が分かれて層をつくります。
そのため部分凝集も判定できます。
4:○ 部分凝集は、凝集した赤血球と凝集しない赤血球が混在する状態です。
A3型などの亜型のほか、異型輸血後や造血幹細胞移植後にもみられます。
5:× スライド法では、試薬を加えて混和したあと、2分程度まで観察して判定します。
5秒以内では弱い凝集を見落とすおそれがあります。
【ポイント】
オモテ検査とウラ検査の不一致は、亜型、新生児や高齢者の抗体の低下、低γグロブリン血症などで起こります。
不一致のまま血液型を確定してはいけない点を押さえましょう。