正答3
解説
正解は3です。
加齢による筋萎縮(サルコペニア)では、特に下肢や体幹の筋量と筋力が低下し、転倒やADLの低下につながります。
立位や歩行を支える筋を中心に、継続的なトレーニングを行うことが基本です。
【選択肢別解説】
1:× 加齢による筋萎縮の改善には、長期間にわたる継続的な運動が必要です。
短期間の集中的な実施だけでは、効果が維持できません。
2:× 加齢ではType Ⅱ線維(速筋線維)の萎縮が優位に起こります。
Type Ⅰ線維ではなく、Type Ⅱ線維を刺激するトレーニングが重要です。
3:○ 大腿四頭筋、殿筋、下腿三頭筋、脊柱起立筋などの抗重力筋は、加齢で低下しやすい筋です。
これらを鍛えることで、立ち上がりや歩行の能力を保ち、転倒を予防できます。
4:× 集団運動は、併存疾患がある高齢者でもリスク管理をしたうえで実施できます。
併存疾患のない者に限定する必要はありません。
5:× 最大負荷の90%は高強度で、高齢者では関節や心血管系への負担が大きくなります。
中等度の負荷から始め、段階的に強度を上げるのが一般的です。
【ポイント】
加齢による筋萎縮はType Ⅱ線維優位で、下肢の抗重力筋に強く現れます。
レジスタンス運動を中心に、継続できる負荷と頻度で行うことが大切です。