正答3
解説
正解は3です。
アポトーシスは、遺伝子に制御された能動的な細胞死です。
外からの障害で起こる受動的な細胞死であるネクローシス(壊死)との違いを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× アポトーシスでは核が凝縮し、断片化します。
核が溶けて消える核融解はネクローシスの所見です。
2:× アポトーシスでは細胞は縮小します。
細胞が膨化して破裂するのはネクローシスの特徴です。
3:○ アポトーシスは不要になった細胞が一つずつ死ぬため、組織内に散在性にみられます。
ネクローシスは虚血などで一定の範囲の細胞がまとめて死ぬ点が違います。
4:× アポトーシスはエネルギー(ATP)を使い、カスパーゼなどの酵素が働く能動的な細胞死です。
受動的に生じるのはネクローシスです。
5:× アポトーシスでは細胞が膜に包まれたアポトーシス小体となり、マクロファージに貪食されます。
内容物が細胞外に漏れないので炎症は起こりません。
【ポイント】
アポトーシスは「縮小・核の凝縮と断片化・散在性・炎症なし」、ネクローシスは「膨化・核融解・集団的・炎症あり」です。
発生過程での指の間の細胞の消失は、アポトーシスの代表例です。