正答5
解説
正解は5です。
維持血液透析中の患者の運動耐容能を評価する検査を問う問題です。
運動耐容能とは、どの程度の運動に耐えられるかという全身持久力のことで、酸素摂取量で評価します。
【選択肢別解説】
1:× CAVI(心臓足首血管指数)は血圧の影響を受けにくい動脈の硬さの指標です。
動脈硬化の評価に用い、運動耐容能は測れません。
2:× HOMA-R はインスリン抵抗性の指標です。
空腹時の血糖値とインスリン値から計算し、運動能力の評価には用いません。
3:× HRV(心拍変動)は心拍間隔の揺らぎから自律神経機能を評価する指標です。
運動耐容能そのものを測る検査ではありません。
4:× 足関節上腕血圧比(ABI)は下肢の動脈の狭窄や閉塞を調べる検査です。
0.9以下で末梢動脈疾患を疑いますが、運動耐容能は評価できません。
5:○ 心肺運動負荷試験(CPX)は運動中の呼気ガスを分析し、最高酸素摂取量や嫌気性代謝閾値を求める検査です。
運動耐容能を最も正確に評価でき、運動処方の根拠にもなります。
【ポイント】
運動耐容能の指標は最高酸素摂取量(peak VO2)と嫌気性代謝閾値(AT)です。
簡便な評価としては6分間歩行試験も用いられます。