正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
急性炎症は、血管の透過性亢進による滲出と好中球の集積が中心の、短期間の反応です。
慢性炎症は長く続く炎症で、リンパ球・マクロファージ・形質細胞が集まり、組織の破壊と修復が同時に進みます。
修復の過程で肉芽組織ができ、血管の新生と線維化が起こります。
【選択肢別解説】
1:○ 慢性炎症では肉芽組織の中で新しい毛細血管が増殖します。
修復反応を反映した慢性炎症の特徴です。
2:× 好中球の集積は急性炎症の特徴です。
慢性炎症ではリンパ球やマクロファージが主体になります。
3:○ 慢性炎症では線維芽細胞が膠原線維を作り、組織が線維化します。
肝硬変や肺線維症などがその例です。
4:× 血漿蛋白の浸出は、血管の透過性が高まる急性炎症の特徴です。
浮腫や腫脹の原因となります。
5:× 血管内皮細胞の損傷による透過性の亢進は、急性炎症の初期に目立つ変化です。
慢性炎症に特徴的な所見ではありません。
【ポイント】
急性炎症の主役は好中球、慢性炎症の主役はリンパ球・マクロファージ・形質細胞です。
慢性炎症では、肉芽組織の形成と線維化によって臓器の機能が損なわれていきます。