正答3
解説
正解は3です。
脊髄の横断面では、中央にH字形の灰白質があり、その周りを白質が囲んでいます。
灰白質には神経細胞の細胞体が集まり、白質には神経線維が通っています。
骨格筋を支配する運動ニューロンの細胞体は、灰白質の前角にあります。
【選択肢別解説】
1:× 後角は灰白質の一部で、主に感覚を中継するニューロンの細胞体があります。
運動ニューロンではありません。
2:× 後索は白質の一部で、深部感覚や識別性触覚を上行させる神経線維の通り道です。
細胞体はありません。
3:○ 前角にはα運動ニューロンとγ運動ニューロンの細胞体があります。
その軸索が前根を通って骨格筋に達します。
4:× 前索は白質の一部で、前皮質脊髄路や前脊髄視床路などの神経線維が通ります。
細胞体はありません。
5:× 側索は白質の一部で、外側皮質脊髄路や外側脊髄視床路などが通ります。
運動の命令を伝える線維はありますが、運動ニューロンの細胞体はありません。
【ポイント】
胸髄から上部腰髄には側角があり、交感神経の節前ニューロンの細胞体が存在します。
前角細胞が障害されると、筋萎縮や線維束性収縮を伴う弛緩性麻痺(下位運動ニューロン障害)が起こります。