正答1
解説
正解は1です。
図は左大腿中央部の横断面で、中央に大腿骨があり、前方に大腿四頭筋、後方にハムストリングス、内側に内転筋群が並んでいます。
aは内側の皮下のすぐ下にある、細長く平たい筋です。
内転筋群の中で最も内側・表層を縦に走る筋は薄筋であり、これが判断の根拠です。
【選択肢別解説】
1:○ 薄筋は恥骨から起こり、大腿の最も内側の表層を下行して脛骨内側(鵞足)に付着します。
横断面では内側の皮下直下に細長く見え、aの位置と形に一致します。
2:× 縫工筋は大腿の前内側を斜めに走り、大腿中央部では大腿動静脈を覆う位置にあります。
図では血管のすぐ前内側の筋が縫工筋で、aより前方です。
3:× 大内転筋は内転筋群で最も大きく、大腿の後内側の深部に厚く広がる筋です。
aのような細い表層の筋ではありません。
4:× 短内転筋は大腿の上部にあり、長内転筋の深層に位置する筋です。
大腿中央部の内側表層には現れません。
5:× 長内転筋は大腿の前内側で、縫工筋や大腿血管の深部後方に位置します。
aより前方かつ深い位置にある筋です。
【ポイント】
大腿中央部の横断面では、内側の表層に薄筋、前内側に縫工筋、深部に長内転筋と大内転筋が並びます。
縫工筋の下を通る大腿動静脈の位置(内転筋管)が、筋を見分ける目印になります。