正答3
解説
正解は3です。
口すぼめ呼吸は、鼻から息を吸い、口をすぼめてゆっくり息を吐く呼吸法です。
呼気時の気道内圧を高めて末梢気道の虚脱を防ぎ、肺内に空気が閉じ込められるのを減らします。
【選択肢別解説】
1:× 口すぼめ呼吸で延長させるのは呼気です。
一般に吸気と呼気の比を1対2〜1対5程度にします。
2:× 呼気が長くなるため、呼吸数は減少します。
一回換気量が増えて換気の効率が良くなります。
3:○ COPD(慢性閉塞性肺疾患)では呼気時に末梢気道がつぶれやすく、口すぼめ呼吸がそれを防ぎます。
呼吸困難の軽減に有効で、COPD患者に適用されます。
4:× 口すぼめ呼吸は肺の過膨張を軽減する方向に働きます。
呼気終末の肺気量、すなわち機能的残気量を増加させるものではありません。
5:× 頰を膨らませると口唇の抵抗が適切にかからず、力みも生じます。
頰は膨らませず、口をすぼめて静かに吐くよう指導します。
【ポイント】
口すぼめ呼吸の効果は、呼吸数の減少、一回換気量の増加、SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)の改善、呼吸困難の軽減です。
強く吐きすぎると気道の虚脱を招くため、「ろうそくの火を揺らす程度」にゆっくり吐かせます。