正答5
解説
正解は5です。
自己効力感とは「自分はその行動をうまく行える」という見込みのことで、Banduraが提唱しました。
自己効力感を高める情報源は、成功体験、代理体験、言語的説得、生理的・情動的状態の4つです。
【選択肢別解説】
1:× 医療者が励ますことは言語的説得にあたります。
自己効力感を高める働きがあり、低下させる要因ではありません。
2:× 運動後の疲労が問題ないと説明すると、身体の反応を不安ではなく正常な反応と受け止められます。
生理的・情動的状態への働きかけで、自己効力感を高めます。
3:× 似た立場の患者の成功例を伝えることは代理体験にあたります。
「自分にもできそうだ」という見込みを高めます。
4:× 類似した事柄での過去の成功体験は、自己効力感の最も強い情報源です。
自己効力感を高める要因です。
5:○ 達成が困難な目標を最初に設定すると失敗体験を重ねやすくなります。
「自分にはできない」という認識が強まり、自己効力感が低下します。
【ポイント】
自己効力感を高めるには、達成可能な小さな目標から始めて成功体験を積み重ねることが最も効果的です。
運動療法の継続(アドヒアランス)にも自己効力感が大きく関わります。