正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
下腿義足で、踵接地から立脚中期にかけて膝が急に曲がる現象(膝折れ傾向)の原因を問う問題です。
踵接地の直後に下腿が前方へ倒れやすくなる設定、つまり膝屈曲モーメントが大きくなる設定が原因になります。
【選択肢別解説】
1:× 足部が底屈しすぎていると、下腿が前に倒れにくくなります。
その結果、膝は屈曲ではなく伸展方向に押され、反張膝の傾向になります。
膝の急激な屈曲を起こすのは、足部が背屈しすぎている場合です。
2:○ 後方バンパー(踵部のクッション)が硬すぎると、踵接地の衝撃を吸収できません。
足底がすばやく接地できず、踵を支点に下腿が前方へ押し出されるため、膝が急に屈曲します。
3:○ ソケット初期屈曲角が大きすぎると、下腿部があらかじめ前傾した状態になります。
そのため踵接地直後から膝屈曲モーメントが大きくなり、膝が急に曲がります。
4:× ソケットが足部に対して後方すぎると、膝は伸展方向に押されます。
膝の急激な屈曲を起こすのは、ソケットが足部に対して前方すぎる場合です。
5:× ソケット初期内転角は、前額面での適合や外側への押しつけに関わる設定です。
矢状面での膝の急激な屈曲の原因にはなりません。
【ポイント】
下腿義足の膝折れ傾向は「後方バンパーが硬い・足部背屈・ソケット前方・初期屈曲角過大」で起こります。
反張膝傾向はその逆の設定で起こると、対にして覚えましょう。