正答3
解説
正解は3です。
イネイブラーとは、本人のためによかれと思ってした行動が、結果的に問題行動を続けさせてしまう周囲の人のことです。
本人と家族がお互いに依存し合う関係を共依存と呼びます。
【選択肢別解説】
1:× うつ病では、家族の励ましすぎなどの関わり方が問題になることはありますが、イネイブラーと共依存が中心的な問題となる疾患ではありません。
2:× 統合失調症では、家族の感情表出(EE)の高さが再発に関わります。
イネイブラーと共依存が中心的な問題となる疾患ではありません。
3:○ アルコール依存症では、家族が飲酒の後始末や借金の肩代わり、職場への言い訳をすることで、本人が飲酒を続けられてしまいます。
この家族がイネイブラーで、共依存が回復を妨げます。
4:× Alzheimer型認知症では、介護者の負担や接し方が問題になりますが、イネイブラーと共依存が中心的な問題となる疾患ではありません。
5:× 自閉スペクトラム症は発達障害で、イネイブラーと共依存が中心的な問題となる疾患ではありません。
【ポイント】
アルコール依存症の治療では、本人だけでなく家族への支援と、断酒会などの自助グループへの参加が重要です。
家族が後始末をやめ、本人に飲酒の結果と向き合わせることが回復の第一歩になります。