正答4
解説
正解は4です。
深部感覚(固有感覚)が障害されると、手足の位置が分からず運動失調が起こります(感覚性運動失調)。
この場合、目で手足の位置や動きを確かめることで、失われた深部感覚を補うことができます。
【選択肢別解説】
1:× PNF(固有受容性神経筋促通法)は、らせん・対角線の運動パターンと抵抗、伸張などで固有受容器を刺激して運動を促す方法です。
視覚の代償を主とする方法ではありません。
2:× 緊縛帯法は、弾性包帯を四肢の近位部に巻いて圧迫し、固有感覚の入力を増やして失調を軽減する方法です。
視覚の代償ではありません。
3:× 重り負荷法は、手首や足首に重りを付けて固有感覚の入力を増やし、運動を安定させる方法です。
視覚の代償ではありません。
4:○ Frenkel体操は、手足の動きを目で見て確かめながら、ゆっくり正確に繰り返す協調性練習です。
視覚で深部感覚を補うため、脊髄癆などの感覚性運動失調に用います。
5:× 不安定板を用いた練習は、足関節などの固有感覚と平衡反応を鍛える方法です。
視覚の代償を利用する方法ではありません。
【ポイント】
Frenkel体操は「視覚による代償」「簡単から複雑へ」「ゆっくり正確に」が原則です。
小脳性運動失調には、重り負荷法や緊縛帯法も用いられます。