正答2
解説
正解は2です。
運動に関わる大脳皮質、大脳基底核、錐体路、小脳の基本的な構造を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 一次運動野では、細かく動く手と顔面の運動領域が他の部位より大きく占めています。
小さいのではなく大きいことが、運動のこびと(ホムンクルス)で示されます。
2:○ 中脳黒質の緻密部にあるドパミン作動性ニューロンは、線条体(尾状核と被殻)へ投射します。
これを黒質線条体路といい、Parkinson病ではこの経路が変性します。
3:× 皮質脊髄路は延髄の錐体で、約30%ではなく大部分(約80〜90%)の線維が対側に交叉し、外側皮質脊髄路になります。
交叉しない少数の線維が前皮質脊髄路になります。
4:× Betzの巨大錐体細胞は、運動野の第Ⅲ層ではなく第Ⅴ層(内錐体細胞層)にあります。
5:× Purkinje細胞の軸索は小脳皮質から小脳核などへ向かう、小脳皮質の唯一の出力線維です。
小脳への求心性線維ではなく、遠心性の線維です。
【ポイント】
小脳への求心性線維は苔状線維と登上線維で、Purkinje細胞は小脳皮質の出力を担います。
Betz細胞は第Ⅴ層、錐体交叉は大部分の線維が交叉、と数字と層を正確に覚えます。