正答4
解説
正解は4です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない理学療法)です。
前十字靱帯(ACL)再建術後3日目は、移植腱の強度が最も弱く、腫脹や疼痛も強い時期です。
移植腱に前方への剪断力や過大な負荷をかけない範囲で、可動域と筋力の維持を図ります。
【選択肢別解説】
1:× 適切です。
ゴムチューブを使った軽い抵抗の膝伸展運動は、膝を深く曲げた範囲で行えば移植腱への負担が小さく、大腿四頭筋の筋力維持に役立ちます。
2:× 適切です。
膝装具で動きの範囲を制限したうえでの自動介助運動は、移植腱を守りながら関節可動域を保てます。
3:× 適切です。
CPM(持続的他動運動)は、術後早期から関節拘縮と腫脹の予防のために用いられます。
4:○ 適切ではありません。
ハーフスクワットは体重を負荷した膝の深い屈伸運動で、術後3日目の腫脹がある膝と固定の弱い移植腱には負荷が大きすぎます。
荷重下での筋力練習は、より後の時期に導入します。
5:× 適切です。
アイシングは術後の疼痛と腫脹を軽減するために、早期から用います。
【ポイント】
ACL再建術後早期は、大腿四頭筋セッティング、SLR、CPM、アイシングなどが中心です。
スクワットなどの荷重下での運動は、腫脹が落ち着き筋力が回復してから段階的に始めます。