正答3・4・5
解説
本問は採点除外(公式で3と4、3と5、4と5のどの組合せも正解とされた問題)です。
厚生労働省は「3つの選択肢が正解であるため、3通りの解答を正解として採点する」と公表しました。
2つを選ぶ問題ですが、中殿筋、梨状筋、内閉鎖筋の3つがいずれも大転子に付着するためです。
このうち2つを選んでいれば正解になります。
【選択肢別解説】
1:× 腸骨筋は腸骨窩から起こり、大腰筋とともに小転子に停止します。
大転子ではなく小転子に付く点が重要です。
2:× 大殿筋は腸骨の後面や仙骨から起こり、大腿骨の殿筋粗面と腸脛靱帯に停止します。
大転子の外側を覆って通過しますが、大転子には停止しません。
3:○ 中殿筋は腸骨の外面から起こり、大転子の外側面に停止します。
股関節の外転の主動作筋です。
4:○ 梨状筋は仙骨の前面から起こり、大坐骨孔を通って大転子の上端に停止します。
股関節の外旋に働きます。
5:○ 内閉鎖筋は閉鎖膜の内面から起こり、小坐骨孔を通って大転子の内側面に停止します。
股関節の外旋に働きます。
【ポイント】
大転子には中殿筋、小殿筋、梨状筋、内閉鎖筋、上双子筋、下双子筋が停止します。
外閉鎖筋は転子窩、腸腰筋は小転子、大殿筋は殿筋粗面と腸脛靱帯と区別しておきましょう。