正答3
解説
正解は3です。
インシデントレポートは、患者に被害が及ばなかった事例や軽微な事例(ヒヤリ・ハット)を報告するものです。
目的は個人の責任追及ではなく、情報を組織で共有して再発防止策を立てることです。
【選択肢別解説】
1:× 処罰を目的にすると、職員が報告をためらい、情報が集まらなくなります。
インシデントレポートは懲罰と切り離して運用するのが原則です。
2:× インシデントレポートは施設内での報告制度です。
監督官庁への報告を目的とした制度ではありません。
3:○ 集めた事例を分析し、事故につながる要因を見つけて防止策を検討することが目的です。
医療安全の基本的な取り組みです。
4:× 解決策は施設管理者だけで決めるものではありません。
医療安全委員会など、組織全体で多職種が検討します。
5:× 当事者だけで原因を検討すると、個人の注意不足に原因を求めがちになります。
手順や環境などの仕組みの問題を、組織として分析することが大切です。
【ポイント】
インシデントレポートは「個人を責めず、仕組みを改善する」ための制度です。
1件の重大事故の背後には多くの軽微な事例があるというハインリッヒの法則が、報告制度の根拠になっています。