正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
図は右膝の内側面で、矢印の筋は大腿の前面から内側を斜めに下り、膝関節の内側後方を通って脛骨の内側へ向かう帯状の筋です。
これは上前腸骨棘から起こり、鵞足を形成して脛骨粗面の内側に付着する縫工筋です。
縫工筋は股関節と膝関節をまたぐ二関節筋で、両方の関節に作用します。
【選択肢別解説】
1:× 縫工筋は股関節の前方を通るため、股関節を屈曲させます。
伸展ではありません。
2:× 縫工筋は股関節を外転させます。
股関節の内転に働くのは、同じ鵞足を構成する薄筋などです。
3:○ 縫工筋は股関節を屈曲、外転、外旋させます。
あぐらをかくときの肢位をつくる筋です。
4:× 縫工筋は膝関節の屈曲軸の後方を通るため、膝関節を伸展させることはありません。
膝の伸展は大腿四頭筋の作用です。
5:○ 縫工筋は膝関節の内側後方を通って脛骨に付着するため、膝関節を屈曲させます。
あわせて下腿の内旋にも働きます。
【ポイント】
鵞足は縫工筋(大腿神経)、薄筋(閉鎖神経)、半腱様筋(坐骨神経)の3筋の腱が脛骨内側に付く部分で、支配神経がすべて異なります。
3筋とも膝関節の屈曲と下腿の内旋に働きます。