正答2
解説
正解は2です。
心室筋の活動電位は、0相(脱分極)、1相、2相(プラトー相)、3相(再分極)、4相(静止電位)に分けられます。
各相を担うイオン電流を区別する問題です。
【選択肢別解説】
1:× Ca²⁺電流は、2相(プラトー相)でゆっくり流入して脱分極を長く保ちます。
心筋の収縮のきっかけにもなりますが、再分極の主役ではありません。
2:○ K⁺電流は、細胞内からK⁺が流出する外向き電流です。
3相でこの電流が増えることで、膜電位が静止電位へ戻る再分極が起こります。
3:× Na⁺電流は、0相で急速に流入して脱分極を起こします。
再分極ではなく脱分極を担います。
4:× 細胞外電流は、心電図などで記録される細胞の外を流れる電流です。
心筋細胞の再分極を直接起こすイオン電流ではありません。
5:× ペースメーカー電流(If電流)は、洞結節などで4相の緩やかな脱分極を起こす電流です。
自動能に関わるもので、再分極を担うのではありません。
【ポイント】
0相はNa⁺流入、2相はCa²⁺流入、3相はK⁺流出と整理します。
血中K⁺濃度の異常で心電図のT波(心室の再分極)が変化するのはこのためです。