正答4
解説
本問は採点除外(公式で4と5のどちらも正解とされた問題)です。
本試験では、正しいものを1つ選ぶ問題として出題されました。
厚生労働省は「複数の正解があるため」として、4と5のどちらを選んでも正解として採点しました。
排尿は、膀胱の排尿筋と尿道括約筋を、自律神経と体性神経、脳幹・大脳が協調して調節することで行われます。
【選択肢別解説】
1:× 排尿時には内尿道括約筋は収縮ではなく弛緩し、排尿筋が収縮します。
内尿道括約筋が収縮するのは蓄尿時です。
2:× 尿がたまり始めてもすぐには尿意を感じません。
膀胱は伸びやすく、一般に150〜300mL程度たまってから初めて尿意を感じます。
3:× 尿道を尿が通る感覚は、排尿筋の収縮を抑えるのではなく促進します。
この反射で排尿が最後まで続きます。
4:○ 膀胱括約筋(内尿道括約筋)は、下腹神経(交感神経)から放出されるノルアドレナリンがα受容体に作用して収縮します。
これにより蓄尿が保たれます。
5:○ 尿意を感じても排尿を我慢するときは、大脳皮質(前頭葉)が橋の排尿中枢を抑制します。
同時に陰部神経を介して外尿道括約筋を随意的に収縮させます。
【ポイント】
蓄尿は交感神経(下腹神経)と陰部神経、排尿は副交感神経(骨盤神経)が主に担います。
外尿道括約筋は陰部神経に支配される横紋筋で、随意的に締められます。