正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
中心性脊髄損傷は、頸髄の中心部が強く障害される不全損傷です。
頸椎症などで脊柱管が狭くなっている高齢者が、転倒などで頸部を過伸展して起こすことが多い損傷です。
【選択肢別解説】
1:○ 加齢による頸椎の変形で脊柱管が狭くなっている高齢者に多くみられます。
軽い転倒でも生じます。
2:× 骨折や脱臼を伴わない非骨傷性の頸髄損傷として生じることが多い損傷です。
3:× 頸椎の過屈曲ではなく過伸展で発生することが多いです。
過伸展で脊柱管がさらに狭くなり、脊髄の中心部が圧迫されます。
4:× 仙髄の領域を通る線維は脊髄の外側にあり障害されにくいため、肛門括約筋の機能は保たれることが多いです。
5:○ 外側皮質脊髄路では、上肢の線維が中心寄り、下肢の線維が外側寄りに並んでいます。
中心部が障害されると、下肢より上肢、特に手の機能が強く障害されます。
【ポイント】
中心性脊髄損傷は「高齢者・過伸展・非骨傷・上肢優位」の4つで覚えます。
下肢の機能は比較的早く回復し、歩行を再獲得する例が多くみられます。