正答3
解説
正解は3です。
脳腫瘍などの病変の病理学的な悪性度を比べる問題です。
WHO(世界保健機関)の脳腫瘍分類では、悪性度をグレードⅠ〜Ⅳで示し、Ⅳが最も悪性です。
【選択肢別解説】
1:× 海綿状血管腫は、拡張した血管が集まった血管奇形で、良性の病変です。
2:× 下垂体腺腫は、下垂体前葉から生じる良性腫瘍です。
ホルモン過剰や視野障害を起こすことはありますが、悪性度は低いです。
3:○ 神経膠芽腫は、グリア細胞から生じる腫瘍で、WHO グレードⅣに分類されます。
周囲の脳に浸潤しながら急速に増大し、最も悪性度が高いです。
4:× 神経鞘腫は、末梢神経の Schwann 細胞から生じる良性腫瘍(グレードⅠ)です。
聴神経に多くみられます。
5:× 髄膜腫は、髄膜のくも膜細胞から生じ、多くが良性腫瘍(グレードⅠ)です。
【ポイント】
良性の代表は髄膜腫・神経鞘腫・下垂体腺腫、悪性の代表は神経膠芽腫です。
神経膠芽腫は成人の大脳半球に多くみられます。