正答4
解説
正解は4です。
骨は、骨をつくる骨芽細胞と、骨を壊す破骨細胞の働きで常に作り替えられています。
破骨細胞の由来・形態・働きを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 骨小腔に存在するのは、骨基質に埋め込まれた骨細胞です。
破骨細胞は、骨の表面の吸収窩(Howship窩)に存在します。
2:× 破骨細胞は骨基質を溶かして吸収する細胞です。
骨芽細胞を破壊するわけではなく、骨芽細胞とは互いに情報をやり取りして骨代謝を調節します。
3:× 不動や無重力では骨への力学的負荷が減り、破骨細胞の活性はむしろ上昇します。
その結果、骨吸収が骨形成を上回り、廃用性骨萎縮が起こります。
4:○ 破骨細胞は、単球・マクロファージ系の細胞が融合してできる巨大な多核細胞です。
酸や酵素を出して骨のミネラルと基質を溶かし、骨を吸収します。
5:× プロテオグリカンを合成するのは、主に軟骨細胞です。
骨芽細胞はⅠ型コラーゲンなどの骨基質をつくります。
【ポイント】
骨芽細胞は骨をつくり、骨細胞は骨の中で維持し、破骨細胞は骨を壊します。
長期臥床で骨量が減るのは、破骨細胞の活性が上がるためです。