正答4
解説
正解は4です。
医療安全で用いる用語の定義を正しく理解しているかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 有害事象は、医療の過程で患者に生じた好ましくない出来事全般を指します。
生命に直結する重大な事故に限られるものではなく、因果関係の有無も問いません。
2:× インシデントは、誤りが患者に実施される前に発見されたり、実施されても実害がなかったりした事例です。
重大な事故が発生した状態はアクシデントで、インシデントは「ヒヤリ・ハット」に相当します。
3:× コンプライアンスは「法令遵守」を意味し、法令や規則を守って行動することです。
法令を逸脱する行為を指す言葉ではありません。
4:○ アクシデント(医療事故)は、医療の過程で患者に何らかの被害が生じた事例です。
医療従事者の過誤や過失の有無を問わずに用いる用語です。
5:× Heinrichの法則は、1件の重大事故の背後に29件の軽微な事故と300件の異常があるという経験則です。
重大事故の数は軽微な事故の数に比例すると考え、反比例ではありません。
【ポイント】
医療過誤は、医療事故のうち医療従事者の過失によって生じたものを指します。
ヒヤリ・ハットを集めて分析することが、重大事故を防ぐ基本になります。