正答3
解説
正解は3です。
労働災害や職場の健康管理など、出題当時の我が国の産業衛生の現状を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 労働災害による死亡者数は長期的には減少していますが、平成20年以降に半減してはいません。
平成20年の約1,300人に対し、出題当時の直近でも年間1,000人前後でした。
2:× メンタルヘルス不調で休職した労働者の多くは復職しています。
復職率が10%程度というのは実態より大幅に低い値です。
3:○ 休業4日以上の死傷災害を事故の型別にみると、転倒が最も多くなっています。
墜落・転落や、はさまれ・巻き込まれを上回り、高齢労働者の増加とともに増えています。
4:× 日本は、体調不良でも休まずに出勤する傾向が強いとされています。
プレゼンティーイズム(presenteeism)の割合が諸外国より少ないとはいえません。
5:× 職場における腰痛予防対策指針には、重量物の取扱いについて具体的な記載があります。
人力だけで扱う重量は、男性では体重のおおむね40%以下とする目安などが示されています。
【ポイント】
転倒災害は、通路の整理整頓や滑りにくい床・履物の工夫で予防します。
理学療法士は、腰痛予防や転倒予防の分野で産業保健に関わることがあります。