正答4
解説
正解は4です。
自我の障害(自我意識の障害)は、「自分が自分である」「自分が行動している」という感覚が損なわれる状態です。
【選択肢別解説】
1:× アンヘドニアは、以前は楽しめたことに喜びを感じなくなる症状です。
うつ病や統合失調症でみられる感情の障害です。
2:× 観念奔逸は、考えが次々にわき出て話題がどんどん飛ぶ症状です。
躁状態でみられる思考過程の障害です。
3:× 妄想気分は、周囲が何となく不気味で、何かが起こりそうだと感じる体験です。
妄想の一種(一次妄想)に分類されます。
4:○ 離人症は、自分の体や感情が自分のものでないように感じたり、現実感が失われたりする状態です。
自我の能動性の意識が損なわれる、自我の障害です。
5:× 連合弛緩は、考えのつながりが緩み、話のまとまりがなくなる症状です。
統合失調症でみられる思考過程の障害です。
【ポイント】
自我の障害には、離人症のほか、させられ体験(作為体験)や思考吹入などがあります。
思考の障害は、思考過程の障害(観念奔逸・連合弛緩)と思考内容の障害(妄想)に分けて整理します。