正答2
解説
正解は2です。
折りたたみナイフ現象は、痙縮のある筋を他動的に伸張すると、初めは強い抵抗があり、ある点で急に抵抗が抜ける現象です。
腱にかかる張力を感知する受容器からの抑制が関わると説明されています。
【選択肢別解説】
1:× Ⅰa線維は筋紡錘の一次終末からの線維で、伸張反射を起こします。
伸張の初めの強い抵抗(痙縮)に関わりますが、急に抵抗が抜ける現象を起こすものではありません。
2:○ Ⅰb線維はGolgi腱器官からの線維で、筋の張力が強くなると同じ筋の運動ニューロンを抑制します(自原抑制)。
この抑制で急に抵抗が消えることが、折りたたみナイフ現象の機序と説明されています。
3:× Ⅱ線維は筋紡錘の二次終末などからの線維で、筋の長さの情報を伝えます。
4:× Ⅲ線維(Aδ線維に相当)は、鋭い痛みや冷覚を伝える細い有髄線維です。
5:× Ⅳ線維(C線維に相当)は、鈍い痛みや温覚を伝える無髄線維です。
【ポイント】
筋紡錘はⅠa・Ⅱ線維で筋の長さを、Golgi腱器官はⅠb線維で筋の張力を伝えます。
Ⅰaは伸張反射(促通)、Ⅰbは自原抑制(抑制)と対比して覚えます。