正答5
解説
正解は5です。
中脳の横断面の模式図で、上が背側、下が腹側です。
背側から順に、中脳蓋、中脳水道、被蓋(赤核など)、黒質、大脳脚が並びます。
錐体路(皮質脊髄路)は大脳脚を下行します。
【選択肢別解説】
1:× ①は背側の部分で、上丘などを含む中脳蓋の領域です。
視覚反射などに関わり、錐体路は通りません。
2:× ②は被蓋の中にある左右一対の円形の構造で、赤核です。
赤核脊髄路の起始核で、錐体路そのものではありません。
3:× ③は被蓋と大脳脚の境にある三日月形の濃い部分で、黒質です。
ドパミン神経細胞が集まり、Parkinson病で変性します。
4:× ④は中脳水道(逆三角形の腔)のすぐ腹側にある小さな核で、動眼神経核などの脳神経核です。
5:○ ⑤は腹側に張り出した大脳脚です。
大脳脚の中央部を皮質脊髄路が通り、これが錐体路です。
【ポイント】
錐体路は、内包後脚、中脳の大脳脚、橋底部、延髄の錐体を通り、錐体交叉で反対側の脊髄側索へ移ります。
中脳では腹側から大脳脚・黒質・赤核の順に並ぶと覚えます。