正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(吸引の合併症ではないもの)です。
気管吸引は気道に陰圧をかけて痰を除く操作で、酸素も同時に吸い出し、気道の粘膜や迷走神経を刺激します。
【選択肢別解説】
1:× 吸引のカテーテルが気道を刺激すると、迷走神経反射で徐脈が起こることがあります。
低酸素血症も加わって、不整脈は吸引の合併症です。
2:× 陰圧によって肺胞内の空気まで吸い出されると、肺胞がつぶれる(肺胞虚脱、無気肺)ことがあります。
吸引の合併症です。
3:○ 肺うっ血は、心不全などで肺の血管内に血液がたまる状態です。
吸引操作で生じる合併症ではありません。
4:× 吸引中は気道の酸素も吸い出され、換気もできないため、低酸素血症が起こります。
吸引時間は短くし、前後に酸素化を行います。
5:× カテーテルが気道粘膜を刺激すると、気管支の平滑筋が収縮し、気管支攣縮が起こることがあります。
吸引の合併症です。
【ポイント】
気管吸引の合併症には、低酸素血症・不整脈・肺胞虚脱・気管支攣縮・気道粘膜の損傷・頭蓋内圧上昇などがあります。
1回の吸引は10〜15秒以内にとどめます。