あるサービスでは〔サービス可用性のSLA〕に基づき,サービス可用性の目標値の遵守状況を月ごとに測定して評価している。
ある月の実績値は99.3%だった。
この月にサービス可用性の目標値を達成するためには,サービス停止時間は,最低,何時間少なければよかったか。
〔サービス可用性のSLA〕
・サービス可用性の目標値:99.5%以上
・サービス提供時間帯:7時~22時
・サービス提供日数:20日/月
正答2
解説
正解は2です。
サービス可用性は、サービス提供時間のうち、実際にサービスを提供できた時間の割合です。
月のサービス提供時間を求め、目標値と実績値のそれぞれの停止時間を計算して差を取ります。
【計算】
1日のサービス提供時間は、22時-7時=15時間です。
月のサービス提供時間は、15時間×20日=300時間です。
目標値99.5%で許される停止時間は、300×(1-0.995)=1.5時間です。
実績値99.3%のときの停止時間は、300×(1-0.993)=2.1時間です。
差は、2.1-1.5=0.6時間です。
【選択肢別解説】
1:× 0.4時間短くしても、停止時間は1.7時間です。
可用性は(300-1.7)÷300で約99.43%となり、目標の99.5%に届きません。
2:○ 停止時間を0.6時間短くすると1.5時間になり、可用性は(300-1.5)÷300=99.5%で目標を達成します。
3:× 1.3時間短くすれば目標は達成しますが、0.6時間の短縮で既に達成できます。
問われているのは最低限必要な時間なので誤りです。
4:× 1.95時間は、0.6時間より大幅に多い短縮です。
目標達成に最低限必要な時間を答えていないので誤りです。
【ポイント】
可用性の計算では、まずサービス提供時間(分母)を正確に求めることが重要です。
24時間×30日などで計算しないよう、SLAに定められた時間帯と日数を使いましょう。