正答1
解説
正解は1です。
楕円曲線暗号は、楕円曲線上の点の演算を利用した公開鍵暗号方式です。
楕円曲線上の離散対数問題を解くことが計算上きわめて難しいことを、安全性の根拠にしています。
【選択肢別解説】
1:○ 楕円曲線暗号は、RSA暗号よりも短い鍵長で同じレベルの安全性を実現できます。
鍵が短い分、計算量や記憶容量を節約でき、ICカードやIoT機器にも適しています。
2:× 楕円曲線暗号は共通鍵暗号方式ではなく、公開鍵暗号方式です。
一般に公開鍵暗号方式は、共通鍵暗号方式よりも処理が遅くなります。
3:× 楕円曲線暗号の安全性は、解読に膨大な計算量が必要であることに基づいています。
総当たりによる解読が不可能であると数学的に証明されているわけではありません。
4:× 公開鍵暗号方式でデータを秘匿する場合、暗号化に使う公開鍵は公開できますが、復号に使う秘密鍵は秘密にしておく必要があります。
復号鍵を公開すれば誰でも復号できてしまいます。
【ポイント】
RSA暗号は大きな数の素因数分解の難しさ、楕円曲線暗号は楕円曲線上の離散対数問題の難しさに安全性の根拠を置いています。
公開鍵暗号方式では、暗号化は受信者の公開鍵、復号は受信者の秘密鍵で行います。