プライベートIPアドレスを割り当てられたPCがNAPT(IPマスカレード)機能をもつルータを経由して,インターネット上のWebサーバにアクセスしている。
WebサーバからPCへの応答パケットに含まれるヘッダー情報のうち,このルータで書き換えられるフィールドの組合せとして,適切なものはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
NAPT(Network Address Port Translation)は、IPアドレスとポート番号の組を変換し、1つのグローバルIPアドレスを複数のPCで共用する仕組みです。
PCからの送信時は、送信元のプライベートIPアドレスとポート番号を、ルータのグローバルIPアドレスとルータが割り当てたポート番号に書き換えます。
本問は逆向きの、WebサーバからPCへの応答パケットについて問うています。
【選択肢別解説】
1:× 応答パケットの送信元IPアドレスはWebサーバのアドレスで、変換する必要はありません。
送信元ではなく宛先側のアドレスとポート番号を書き換えます。
2:○ 応答パケットの宛先は、ルータのグローバルIPアドレスとルータが割り当てたポート番号です。
ルータは変換表を使って、これをPCのプライベートIPアドレスと元のポート番号に書き換えます。
3:× 送信元IPアドレスと送信元ポート番号を書き換えるのは、PCからWebサーバへ向かう送信パケットの場合です。
応答パケットでは宛先側を書き換えます。
4:× 送信元ポート番号はWebサーバのポート番号で、書き換えません。
また宛先IPアドレスの書換えが含まれていないので、PCに届けることができません。
【ポイント】
NAPTでは「行きは送信元を、帰りは宛先を」書き換えると覚えます。
IPアドレスだけを1対1で変換するNATに対し、NAPTはポート番号も使って多対1の変換を実現します。