内部ネットワークのPCからインターネット上のWebサイトを参照するときに,DMZに設置したVDI (Virtual Desktop Infrastructure) サーバ上のWebブラウザを利用すると,未知のマルウェアがPCにダウンロードされるのを防ぐというセキュリティ上の効果が期待できる。
この効果を生み出すVDIサーバの動作の特徴はどれか。
正答3
解説
正解は3です。
この仕組みは、Webの閲覧を内部のPCから切り離すインターネット分離の方式の一つです。
Webサイトの閲覧はDMZのVDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ基盤)サーバ上のブラウザで行い、内部のPCにはその画面の画像だけを送ります。
Webサイトから受け取ったデータそのものは内部のPCに届かないため、マルウェアがPCにダウンロードされません。
【選択肢別解説】
1:× IPsecでカプセル化しても、通信路が暗号化されるだけで、受信データそのものはPCに届きます。
未知のマルウェアがPCにダウンロードされることは防げません。
2:× 実行ファイルを削除しても、文書ファイルのマクロなど、実行ファイル以外の形式のマルウェアはPCに届いてしまいます。
未知のマルウェアを確実に防ぐことはできません。
3:○ VDIサーバが受信データを処理して作ったデスクトップ画面の画像データだけを送るので、Webサイトからのデータ自体はPCに届きません。
そのため、未知のマルウェアもPCにダウンロードされません。
4:× 不正なコード列を検知する方式は、既知のパターンに基づく検知が中心なので、未知のマルウェアを見逃すおそれがあります。
検知されなかったデータはそのままPCに届くため、効果は限定的です。
【ポイント】
画面転送型の仕組みは、データではなく画面だけを渡すことで、マルウェアを内部に持ち込ませない点が要です。
検知に頼る方式と違い、未知のマルウェアにも効果があると覚えましょう。