ほとんどのプログラムの大きさがページサイズの半分以下のシステムにおいて,ページサイズを半分にしたときに予想されるものはどれか。
ここで,このシステムは主記憶が不足しがちで,多重度やスループットなどはシステム性能の限界で運用しているものとする。
正答3
解説
正解は3です。
ページング方式の仮想記憶で、ページサイズを半分にしたときの影響を考える問題です。
前提として、ほとんどのプログラムはページサイズの半分以下の大きさです。
また、主記憶が不足しがちな状態で運用されています。
【選択肢別解説】
1:× ページサイズが小さくなると、ページ数が増えるので、ページテーブルなどの領域管理のオーバーヘッドは増加します。
2:× プログラムはもともと半分以下の大きさなので、ページサイズを半分にしても1ページに収まります。
ページ内に余裕がなくなって性能が低下することはありません。
3:○ ページ内の使われない部分(内部断片化)が半分程度に減ります。
その分だけ主記憶を有効に使えるので、主記憶不足が緩和されます。
4:× 多くのプログラムは引き続き1ページに収まるので、ページフォールトが増えるとは予想されません。
むしろ主記憶の余裕が増えて、ページ置換えは減ると考えられます。
【ポイント】
ページサイズを小さくすると、内部断片化は減りますが、ページ管理の負担は増えます。
問題文の前提条件(プログラムの大きさ)から、どちらの効果が大きいかを判断します。