ページング方式の仮想記憶において,ページアクセス時に発生する事象をその回数の多い順に並べたものはどれか。
ここで,A≧Bは,Aの回数がBの回数以上,A=Bは,AとBの回数が常に同じであることを表す。
正答4
解説
正解は4です。
ページング方式では、参照したページが主記憶にないとページフォールトが発生します。
ページフォールトが起きると、そのページを補助記憶から読み込むページインが行われます。
主記憶に空きがない場合だけ、既存のページを追い出すページアウトが行われます。
【選択肢別解説】
1:× ページアウトは空きがないときにだけ発生するので、回数はページインより多くなりません。
ページアウトを最も多いとする並べ方は誤りです。
2:× ページアウトがページフォールトより多くなることはありません。
ページアウトはページフォールトのうち空きがない場合にだけ起こるからです。
3:× ページフォールトとページアウトは、常に同じ回数とは限りません。
主記憶に空きがあれば、ページフォールトが起きてもページアウトは発生しないからです。
4:○ ページフォールトが起きるたびにページインが1回行われるので、両者は常に同じ回数です。
ページアウトは空きがないときだけ発生するので、回数はそれ以下になります。
【ポイント】
「フォールトとインは必ずセット、アウトは空きがないときだけ」と覚えましょう。
ページフォールトが多発して性能が極端に落ちる現象をスラッシングといいます。