次のプレシデンスダイアグラムで表現されたプロジェクトスケジュールネットワーク図を,アローダイアグラムに書き直したものはどれか。
ここで,プレシデンスダイアグラムの依存関係は全てFS関係とする。
正答2
解説
正解は2です。
この問題は、プレシデンスダイアグラム(作業を箱で表す図)を、アローダイアグラム(作業を矢印で表す図)に書き直すものです。
図の依存関係を読むと、AのあとにCとFが続き、BのあとにD、DのあとにFが続きます。
さらにC、E、Gと続いて終了し、FのあとにHが続いて終了します。
つまりFはAとDの両方が終わってから開始し、CはAだけ、HはFだけの完了を待ちます。
この「FはAにも依存する」関係を、アローダイアグラムではダミー作業(点線の矢印)で表します。
【選択肢別解説】
1:× 1の図には点線のダミー作業がなく、上の経路A・C・E・Gと下の経路B・D・F・Hが独立しています。
FはDの完了だけを待つことになり、「FはAの完了も待つ」という依存関係が表されていません。
2:○ 2の図は、Aの終点(Cの始点)からFの始点(Dの終点)へ点線のダミー作業を1本引いています。
これでFはAとDの両方の完了を待ち、CはAだけを待つので、原図の依存関係と一致します。
3:× 3の図は、2と同じダミー作業に加えて、Aの終点からHの始点へもう1本ダミー作業を引いています。
HはFのあとに始まるのでAへの依存は既に表されており、2本目のダミーは原図にない余分な依存を描いたものです。
4:× 4の図は、Aの終点からHの始点(Fの終点)へダミー作業を1本だけ引いています。
FはDの完了だけで始められることになり、「FはAの完了も待つ」という関係が表されていません。
【ポイント】
アローダイアグラムでは、作業間の依存関係を正確に表すために所要時間0のダミー作業を使います。
ダミーは必要最小限にとどめ、原図の依存関係と過不足なく一致させます。