モータの速度制御などにPWM(Pulse Width Modulation)制御が用いられる。
PWMの駆動波形を示したものはどれか。
ここで,波形は制御回路のポート出力であり,低域通過フィルタを通していないものとする。
正答2
解説
正解は2です。
PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)は、電圧の高さを一定にしたまま、パルスのオンの時間幅を変えて出力を制御する方式です。
一定周期の中でオンの割合(デューティ比)を大きくするほど、平均電圧が高くなります。
モータは平均電圧に応じて回転するので、パルス幅だけで速度を制御できます。
【選択肢別解説】
1:× 選択肢1の波形(図のア)は、パルスの幅がほぼ一定で、パルスごとに電圧の高さが大きく変化しています。
これは振幅を変えるPAM(Pulse Amplitude Modulation:パルス振幅変調)の波形で、PWMではありません。
2:○ 選択肢2の波形(図のイ)は、電圧の高さが一定で、オンの区間の幅がパルスごとに変化しています。
高さを変えずに幅だけを変えているので、PWMの駆動波形です。
3:× 選択肢3の波形(図のウ)は、電圧が小刻みな階段状に上下しながら、なめらかな曲線に近い形で変化しています。
D/A変換器の出力のような波形で、オンとオフを切り替えるパルスではありません。
4:× 選択肢4の波形(図のエ)は、低い段と高い段の2段階の電圧をもつ階段状のパルスが、同じ形で繰り返されています。
電圧の高さを変えている点と、幅が変化していない点で、PWMの波形ではありません。
【ポイント】
PWMは「振幅一定・幅が変化」、PAMは「幅一定・振幅が変化」と対比して覚えます。
問題文で低域通過フィルタを通していないとしているのは、平滑化される前の矩形パルスそのものを見せるためです。