正答4
解説
正解は4です。
技術者倫理では、倫理的な判断や行動を妨げる要因として、自己利益、恐れ、自己欺瞞、無知、自己中心的な考え方、権威への無批判な服従、集団思考などが挙げられます。
集団思考(グループシンク)は、結束の強い集団で起こりやすい、意思決定の失敗のパターンです。
【選択肢別解説】
1:× 自分とは違う視点から事態を見られず、客観性に欠けることは、自己中心的な考え方(視野の狭さ)の説明です。
集団で起こる現象ではありません。
2:× 組織内の権威に無批判に服従することは、権威への無批判な服従の説明です。
集団思考とは別の要因として挙げられます。
3:× 正しいことを知りながら、それを実行する勇気や決断力に欠けることは、意志の弱さの説明です。
4:○ 強い連帯性を持つチームが、異論を唱えにくい雰囲気の中で批判的な検討を欠き、不合理な合意に達してしまうことが、集団思考です。
【ポイント】
集団思考を防ぐには、反対意見をあえて述べる役を置く、外部の専門家の意見を聞くなどの方法があります。
「強い連帯性」と「批判的思考の欠如」が集団思考を見分けるキーワードです。