修了試験 2023-07-23実施分 基本情報技術者試験 問28
ファイルの提供者は,ファイルの作成者が作成したファイルAを受け取り,ファイルAと,ファイルAにSHA-256を適用して算出した値Bとを利用者に送信する。 そのとき,利用者が情報セキュリティ上実現できることはどれか。 ここで,利用者が受信した値Bはファイルの提供者から事前に電話で直接伝えられた値と同じであり,改ざんされていないことが確認できているものとする。
正答3
解説
正解は3です。 ハッシュ関数SHA-256(Secure Hash Algorithm 256-bit)で実現できることを問う問題です。 ハッシュ関数は、データから固定長の値(ハッシュ値)を計算する関数で、元のデータが少しでも変わると値が大きく変わります。 また、ハッシュ値から元のデータを復元することはできません。 【選択肢別解説】 1:× ハッシュ値にSHA-256を適用しても、別のハッシュ値ができるだけでデジタル署名にはなりません。 デジタル署名の作成には作成者の秘密鍵が必要で、作成者の確認もできません。 2:× 選択肢1と同じく、ハッシュ値からデジタル署名を作ることはできません。 鍵を使わないハッシュ値だけでは、提供者が作成者かどうかも確認できません。 3:○ 受け取ったファイルAにSHA-256を適用し、事前に確認済みの値Bと比べます。 一致すればファイルAは改ざんされておらず、一致しなければ改ざんされていると判断できます。 4:× ハッシュ値は元のデータを要約した値で、差分から元の内容を復元する情報はもっていません。 改ざんの有無は分かっても、どこが改ざんされたかの特定や修復はできません。 【ポイント】 ハッシュ値の比較で分かるのは「改ざんの有無(完全性)」です。 「誰が作ったか(真正性)」まで確認するには、秘密鍵を使ったデジタル署名が必要です。まとめて解く
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