修了試験 2022-07-24実施分 基本情報技術者試験 問1
浮動小数点表示の仮数部が23ビットであるコンピュータで計算した場合,情報落ちが発生する計算式はどれか。 ここで,( )2内の数は2進数とする。
正答3
解説
正解は3です。 情報落ちとは、絶対値の大きな数と小さな数を加減算したときに起こる誤差です。 小さな数の下位の桁が仮数部に収まらず、失われてしまいます。 浮動小数点数の加減算では、まず指数をそろえるために小さな数の仮数部を右へずらします。 指数の差が大きいほどずらす桁数が増え、仮数部23ビットからはみ出す桁が生じます。 【選択肢別解説】 1:× 指数が-16と-15で、ほぼ同じ大きさの数どうしの減算です。 (10.101)2×2^-16は(1.0101)2×2^-15と書き直せます。 差は(0.0011)2×2^-15となり、上位の桁が打ち消し合って有効桁数が減ります。 これは桁落ちの例であり、情報落ちではありません。 2:× 2つの数の指数がどちらも16なので、桁をずらさずに減算できます。 差は(1.100)2×2^16となり、失われる桁はありません。 3:○ 指数が18と-5で、その差は23もあります。 (1.01)2×2^-5を指数18にそろえると、仮数部を23桁右へずらすことになります。 すると下位のビットが23ビットの仮数部からはみ出して失われるので、情報落ちが発生します。 4:× 指数が20と21で、差は1だけです。 1桁ずらすだけなので両方の値が仮数部に収まり、情報落ちは起きません。 【ポイント】 情報落ちは「大きな数と小さな数の加減算」で起こります。 桁落ちは「値がほぼ等しい数どうしの減算」で起こります。 丸め誤差や打切り誤差とあわせて、誤差の種類と起こる場面を区別して覚えましょう。まとめて解く
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