修了試験 2015-07-26実施分 基本情報技術者試験 問1
浮動小数点演算において,絶対値の大きな数と絶対値の小さな数の加減算を行ったとき,絶対値の小さな数の有効桁の一部又は全部が結果に反映されないことを何というか。
正答3
解説
正解は3です。 浮動小数点演算で生じる誤差の種類を問う問題です。 浮動小数点数は仮数部の桁数が限られているため、演算の際に指数をそろえると桁があふれることがあります。 【選択肢別解説】 1:× 打切り誤差は、無限に続く計算を途中で打ち切ったために生じる誤差です。 級数の計算や反復計算を有限回で止めたときに起こるもので、加減算の桁あふれとは別物です。 2:× 桁落ちは、絶対値がほぼ等しい数どうしを減算したときに起こる現象です。 上位の桁が打ち消し合って有効桁数が大きく減ります。 本問のような「大きな数と小さな数」の組合せではありません。 3:○ 情報落ちは、絶対値の大きな数と小さな数を加減算したときに起こります。 指数を大きい方にそろえると、小さい数の仮数部が右にずれて下位桁がはみ出します。 その結果、小さい数の有効桁の一部又は全部が結果に反映されなくなります。 4:× 絶対誤差は、真の値と近似値の差の大きさを表す尺度です。 誤差の大きさの表し方であり、特定の現象の名前ではありません。 【ポイント】 「大+小で小が消える」のが情報落ち、「ほぼ等しい数の引き算で有効桁が減る」のが桁落ちです。 情報落ちを防ぐには、絶対値の小さい数どうしを先に足し合わせる工夫が有効です。まとめて解く
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