修了試験 2015-06-28実施分 基本情報技術者試験 問36
手順に示す電子メールの送受信によって得られるセキュリティ上の効果はどれか。 〔手順〕 (1) 送信者は,電子メールの本文を共通鍵暗号方式で暗号化し(暗号文),その共通鍵を受信者の公開鍵を用いて公開鍵暗号方式で暗号化する(共通鍵の暗号化データ)。 (2) 送信者は,暗号文と共通鍵の暗号化データを電子メールで送信する。 (3) 受信者は,受信した電子メールから取り出した共通鍵の暗号化データを,自分の秘密鍵を用いて公開鍵暗号方式で復号し,得た共通鍵で暗号文を復号する。
正答4
解説
正解は4です。 共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式を組み合わせた電子メール送信で、どのような効果が得られるかを問う問題です。 本文は共通鍵で暗号化され、その共通鍵は受信者の公開鍵で暗号化されています。 受信者の公開鍵で暗号化したものは、対になる受信者の秘密鍵でしか復号できません。 【選択肢別解説】 1:× この手順には、受信者が受け取ったことを送信者に知らせる仕組みがありません。 送達確認の効果は得られません。 2:× 受信者の公開鍵は誰でも入手できるので、第三者でも同じ手順で暗号化したメールを送れます。 なりすましを検出するには、送信者の秘密鍵によるディジタル署名が必要です。 3:× 改ざんの有無を検出するには、ハッシュ値を用いたディジタル署名などが必要です。 暗号化だけでは、内容が書き換えられたかどうかを確かめられません。 4:○ 共通鍵を復号できるのは秘密鍵をもつ受信者だけなので、本文を読めるのも受信者だけです。 途中で盗み見られても内容は分からず、本文の漏えいを防止できます。 【ポイント】 処理の速い共通鍵暗号で本文を暗号化し、その共通鍵を公開鍵暗号で安全に渡す方式をハイブリッド暗号方式といいます。 暗号化は機密性、ディジタル署名は完全性と送信者の真正性を守ると区別しましょう。まとめて解く
修了試験 2015-06-28実施分を通しで解く(80問)→