利用者情報を管理するデータベース(利用者データベース)がある。
利用者データベースを検索し,検索結果を表示するアプリケーションに与えるデータベースのアクセス権限として,セキュリティ管理上適切なものはどれか。
ここで,権限の範囲は次のとおりとする。
〔権限の範囲〕
参照権限: 利用者データベースのレコードの参照が可能
更新権限: 利用者データベースへのレコードの登録,変更,削除が可能
管理者権限:利用者データベースのテーブルの参照,登録,変更,削除が可能
正答3
解説
正解は3です。
アプリケーションに与えるデータベースのアクセス権限を、セキュリティの観点から選ぶ問題です。
権限は、業務に必要な最小限だけを与えるのが原則です。
これを最小権限の原則といいます。
【選択肢別解説】
1:× 管理者権限ではテーブルそのものの登録や削除までできます。
検索して表示するだけのアプリケーションには過大で、不正利用されたときの被害が大きくなります。
2:× 更新権限ではレコードの登録、変更、削除ができますが、検索と表示には使いません。
必要な参照ができず、不要な更新だけができてしまいます。
3:○ アプリケーションの処理は検索と結果の表示だけなので、レコードを参照できれば十分です。
参照権限だけを与えるのが最小権限の原則に合っています。
4:× 参照権限に加えて更新権限を与えると、本来必要のないレコードの書換えや削除までできます。
権限が過大になります。
【ポイント】
アクセス権限は「必要な人に、必要な操作だけ」を与えます。
権限を絞っておくと、プログラムの不具合や攻撃を受けたときの被害を小さくできます。