将来の科学技術の進歩の予測などについて,専門家などに対するアンケートを実施し,その結果をその都度回答者にフィードバックすることによって,ばらばらの予測を図のように収束させる方法はどれか。
正答2
解説
正解は2です。
図は、同じ予測について3回アンケートを行ったときの回答の分布です。
第1回は下方四分位数が2010年付近、上方四分位数が2035年付近で、回答が広くばらついています。
第1回のメジアン(中央値)は2018年付近です。
第2回は2012年付近から2026年付近に、第3回は2015年から2025年に範囲が狭まっています。
第2回と第3回のメジアンは2020年付近で、回を重ねるごとに予測が収束していることが分かります。
【選択肢別解説】
1:× ゴードン法は、発想法の一つです。
参加者に本当のテーマを伏せて抽象的な問いから自由に発想させ、最後にテーマを明かします。
専門家の予測を収束させる方法ではありません。
2:○ デルファイ法は、専門家へのアンケートを繰り返し、毎回の集計結果を回答者に知らせる方法です。
回答者は全体の傾向を見て予測を見直すので、図のように意見が収束していきます。
3:× ミニマックス法は、起こり得る最大の損失が最も小さくなる案を選ぶ意思決定の方法です。
アンケートによる予測の手法ではありません。
4:× モンテカルロ法は、乱数を使って試行を繰り返し、結果を確率的に求めるシミュレーション手法です。
専門家の意見を集約する方法ではありません。
【ポイント】
デルファイ法は「専門家へのアンケート」と「結果のフィードバック」の繰返しがキーワードです。
技術予測など、データが少なく専門家の判断に頼る分野で使われます。