エラー埋込法において,埋め込まれたエラー数をS,埋め込まれたエラーのうち発見されたエラー数をm,埋め込まれたエラーを含まないテスト開始前の潜在エラー数をT,発見された総エラー数をnとしたとき,S,T,m,nの関係を表す式はどれか。
正答1
解説
正解は1です。
エラー埋込法は、既知のエラーを意図的にプログラムへ埋め込んでテストし、その発見率から潜在エラー数を推定する方法です。
埋め込んだエラーと元からある潜在エラーは、同じ割合で発見されると仮定します。
【計算】
埋め込んだエラーの発見率は、m/Sです。
発見された総エラー数nのうち、埋め込んだエラーはm個なので、元からあるエラーの発見数はn−m個です。
潜在エラーの発見率は、(n−m)/Tです。
2つの発見率が等しいとして、m/S=(n−m)/Tとなります。
【選択肢別解説】
1:○ 埋め込んだエラーの発見率と、潜在エラーの発見率が等しいことを表す式です。
2:× T/(n−m)は発見率の逆数であり、2つの発見率を等しいとする式になっていません。
3:× n/Tでは、分子に埋め込んだエラーの発見数mが含まれてしまいます。
潜在エラーの発見数はn−mです。
4:× T/nは、比の分子と分母が逆であり、さらに埋め込んだエラーの分も含んでいます。
【ポイント】
エラー埋込法の式を変形すると、潜在エラー数はT=S×(n−m)/mと推定できます。
「埋め込んだものの発見率=もともとあるものの発見率」という仮定を覚えておけば、式は自分で作れます。