A社では,自然災害などの際の事業継続を目的として,業務システムのデータベースのバックアップを取得している。
その状況について,"情報セキュリティ管理基準(平成28年)"に従って実施した監査結果として判明した状況のうち,監査人が指摘事項として監査報告書に記載すべきものはどれか。
正答4
解説
正解は4です。
事業継続のためのバックアップについて、監査で指摘すべき不備を見つける問題です。
自然災害に備えるバックアップは、本番のシステムと同時に被災しない場所に保管する必要があります。
情報セキュリティ管理基準でも、バックアップを主たる拠点の災害から逃れられる離れた場所に保管することが求められています。
【選択肢別解説】
1:× 手順書を作成し、取得担当者を定めているのは、適切に管理されている状況です。
指摘事項には当たりません。
2:× バックアップからの復旧試験を予定どおり実施しているのは、バックアップが実際に使えることを確かめる適切な対応です。
3:× 機密保持を含む契約を結んだ外部の倉庫会社に委託保管するのは、遠隔地での保管と情報の保護を両立させる適切な方法です。
4:○ バックアップ媒体をサーバの近くに保管すると、災害でサーバと媒体が同時に被災するおそれがあります。
事業継続の目的を果たせないため、指摘事項として監査報告書に記載すべきです。
【ポイント】
バックアップは、取得する、復旧を試す、離れた場所に保管するの三つがそろって有効になります。
保管場所の問題は、災害対策の監査で頻出の論点です。