当期の建物の減価償却費を計算すると,何千円になるか。
ここで,建物の取得価額は10,000千円,前期までの減価償却累計額は3,000千円であり,償却方法は定額法,会計期間は1年間,耐用年数は20年とし,残存価額は0円とする。
正答3
解説
正解は3です。
定額法による減価償却費を求める問題です。
定額法では、毎期同じ額を償却します。
毎期の償却額は、取得価額から残存価額を引き、耐用年数で割って求めます。
【計算】
減価償却費=(取得価額-残存価額)÷耐用年数 です。
=(10,000千円-0千円)÷20年 です。
=500千円です。
前期までの減価償却累計額3,000千円は、定額法の毎期の償却額には影響しません。
【選択肢別解説】
1:× 150千円は、前期までの減価償却累計額3,000千円を20年で割った値です。
当期の償却費の計算には使いません。
2:× 350千円は、取得価額から累計額を引いた7,000千円を20年で割った値です。
未償却残高に一定率を掛けるのは定率法の考え方であり、定額法では取得価額を基準にします。
3:○ 定額法では、取得価額10,000千円を耐用年数20年で割った500千円が毎期の償却費です。
4:× 650千円は、500千円に150千円を足した値であり、根拠のない計算です。
【ポイント】
定額法は毎期同じ額、定率法は未償却残高に一定の率を掛けるため初めほど償却額が大きくなります。
定額法では、累計額は帳簿価額の計算には使いますが、毎期の償却費には影響しません。