ワームの検知方式の一つとして,検査対象のファイルからSHA-256を使ってハッシュ値を求め,既知のワーム検体ファイルのハッシュ値のデータベースと照合することによって,検知できるものはどれか。
正答1
解説
正解は1です。
ファイルのハッシュ値をSHA-256で求め、既知のワーム検体のハッシュ値と照合する検知方式で、検知できるものを問う問題です。
SHA-256などのハッシュ関数は、入力が1ビットでも違えば、まったく異なるハッシュ値を出力します。
【選択肢別解説】
1:○ ハッシュ値が一致するのは、ファイルの内容が検体と完全に同一の場合です。
したがって、検体と同一のワームを検知できます。
2:× 特徴的なコード列が同じでも、ファイル全体の一部が違えばハッシュ値は異なります。
特徴的なコード列で検知するのは、パターンマッチング方式です。
3:× ファイルサイズが同じでも、内容が異なればハッシュ値は一致しません。
4:× 亜種は検体の一部を書き換えたものなので、ハッシュ値は検体と異なります。
この方式では検知できません。
【ポイント】
ハッシュ値の照合は、誤検知が少ない反面、少しでも改変されたワームは見逃します。
亜種や未知のワームには、ふるまい検知(ビヘイビア法)やヒューリスティック法などが使われます。