正答1
解説
正解は1です。
この問題は、ハッシュ関数で求めた格納アドレスの分布として何が望ましいかを問うています。
直接編成ファイルでは、キー値をハッシュ関数で変換したアドレスにレコードを格納します。
異なるキーが同じアドレスになる衝突(シノニムの発生)が少ないほど、格納や検索が速くなります。
【選択肢別解説】
1:○ 一様分布は、すべてのアドレスがほぼ同じ確率で現れる分布です。
アドレスが偏りなく散らばるので衝突が最も起きにくく、ハッシュ値の分布として理想的です。
2:× 幾何分布は、初めて成功するまでの試行回数などを表す分布です。
小さい値ほど出やすい偏った形になるので、特定のアドレスに衝突が集中します。
3:× 二項分布は、成功確率が一定の試行をn回行ったときの成功回数の分布です。
平均の付近に値が集まるので、アドレスが一部に偏り衝突が増えます。
4:× ポアソン分布は、一定時間内にまれに起きる事象の発生回数などを表す分布です。
これも値が一部に偏る分布なので、ハッシュ値の分布としては望ましくありません。
【ポイント】
よいハッシュ関数とは、キーを全アドレスへ均等に散らし、シノニムをできるだけ減らす関数です。
なお、ポアソン分布は待ち行列理論で到着数の分布として使われることも押さえておきましょう。